社会課題と向き合い、つながりを育む
持続可能な環境づくりをめざす私たちは、さまざまな地域課題や社会課題と向き合いながら、経済と環境の好循環を生み出す地域共創の考え方で、未来に向けた「もりぐらし」の取り組みを進めています。地域の森林保全による脱炭素社会への貢献、子どもの豊かな心や文化を育む「木育(もくいく)」などを通じて、バトンを未来へつないでいきます。
蓼科からスタートした「もりぐらし」は、その活動を周辺地域へと広げ、現在では東急リゾーツ&ステイのSDGsブランドとして、全国展開の取り組みを加速させています。
地域とともに歩むためには、共通の価値を生み出すパートナーとして地域を捉える視点が大切です。私たちは地域の宝に光をあて、官民連携や地域協業を進めながら、地域の課題と向き合い、森林保全によるレジリエンス強化、サステナブルで質の高いインフラ構築などの課題解決に取り組みます。
私たちがめざすのは、地方創生と事業活動を両立させ、グリーン社会の実現によって経済と環境の好循環を生み出すこと。そのために、さまざまな地域で、共通価値の創造に向けた取り組みを推進していきます。
「もりぐらし」の重点テーマとして、地域の森林保全につながる木質バイオマスのエネルギー利活用に取り組んでいます。
蓼科では、2016年に経済産業省の支援事業に採択されたことを契機に、森林資源循環事業の検討をスタート。2020年に「蓼科東急ゴルフコース」でのバイオマスボイラー運用を開始しました。
現在、蓼科での取り組みをシンポジウムやセミナーなどを通じて積極的に対外発信するとともに、当社が運営する全国のリゾート地への展開・事業化を加速させ、脱炭素社会への貢献に取り組んでいます。
子どもの頃から木と関わり、木を身近に感じることは、豊かな心や文化を育むうえで、とても重要です。私たちは、未来に向けたアクションとして、木とふれあい、木から学ぶ「木育(もくいく)」の取り組みを進めていきます。
地域協力で各地の木を守るスペシャリストが、その木を活用した木工玩具やアクティビティを通じて、子どもから大人まで楽しめる多様な木育の機会を提供。五感を使って木に親しむことで、木と生きる文化への理解を次の世代につないでいきます。