2024年9月16日(月)、ハーヴェストクラブVIALA鬼怒川渓翠のスタッフが宮城県柴田郡川崎町のワイナリー“Fattoria AL FIORE(ファットリア・アル・フィオーレ)”さんの葡萄収穫体験に参加しました。
Fattoria AL FIOREさんの自社畑がある川崎町は蔵王連邦の麓にあり、虫の声、鳥のさえずりが心地よく、穏やかで静かな町です。標高は300m、7年前の単成火山の跡地で、蔵王からの風通しの良い土地とされています。
そんなFattoria AL FIOREさんとのお付き合いは、ハーヴェストクラブVIALA鬼怒川渓翠の開業時、醸造家の目黒さんとの出会いから始まりました。栽培する葡萄への向き合い方、ワインの枠を超えた文化や暮らし、地域貢献の取り組みに感銘を受け、2022年10月にレストランスタッフのソムリエが300本分の葡萄収穫のお手伝いに伺い、2023年5月に出来上がったワインを手作業で1本1本瓶詰めさせていただくなど、毎年、収穫や瓶詰などのお手伝いで現地に足を運んでいます。
SDGsの取り組みにも力を入れ、サスティナブルな食事空間を演出するハーヴェストクラブVIALA鬼怒川渓翠。レストラン“炅”では、生産者を永久的に守り、地域の食文化に貢献し続けたいという思いから、積極的に東北地方のワインを提供しております。そして、Fattoria AL FIOREさんにお作りいただいたオリジナルワインも、レストランで提供させていただいているワインの一つです。
Fattoria AL FIOREさんのワインは、カベルネ・ソーヴィニョンを主体とした体に染み渡る味わいが特長です。ジャンルに捕らわれない薪火料理と合わせていただけます。
そんなお繋がりのあるFattoria AL FIOREさんでの今年の葡萄収穫体験は、前日から雨が続き、予定していた収穫祭が自社畑から近くの道の駅に変更。収穫体験等も規模を縮小しての開催となりました。
現地に着くと、醸造家の目黒さんが畑を紹介してくださいました。周りの土地は過疎化が進み、今となっては農業を営んでいるのは目黒さんのみ。
さまざまな虫、野鳥、熊もいる中で、時折予期せぬことが起き、一難去ってまた一難…。しかし、それを楽しみながら葡萄と向き合っているそうです。
Fattoria AL FIOREさんでは、耕作放棄地を2014年に開墾し、現在は2.3ヘクタールまで拡げ、15品種の葡萄を栽培。将来的には15トンの収穫を計画し、年々作付面積を増やしています。
今年は5トンの葡萄収穫を目標にしていましたが、連日の猛暑、台風による大雨の影響を受け、3トンの収穫を見込んでいるそうです。それでも畑には、ぎっしりと実の詰まった色鮮やかな葡萄が実っており、一つ一つ丁寧に収穫をしました。
実際にレストランでお客様に味わっていただいているワインの素となる葡萄を、一つ一つ収穫するという体験は、とても貴重で重みのある体験でした。
私たちは、これからもこういった食の循環によって、地域の皆様と共に安心安全で持続可能な社会づくりに貢献してまいります。
東急リゾーツ&ステイの「もりぐらし」は、森の恵みを生かした多彩なライフスタイルを提案し、お客さまや地域の方々と一体となって、持続可能な環境づくりをめざす取り組みです。お客さま、地域、自然、そして社会に寄り添いながら、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献します。