ニセコ東急 グラン・ヒラフ
2022年12月18日(日)、北海道倶知安町(くっちゃんちょう)にあるニセコ東急 グラン・ヒラフにおいて、環境保全への関心や理解を深めるために、日本体育大学スキー部とスノーボード女子ハーフパイプの星更沙(ほしさらさ)選手による「環境活動に関するスピーチ」が開催されました。
東急リゾーツ&ステイは、スノーリゾートを通して、雪のある豊かな山を次の世代へつないでいくための取り組みをしております。2022-2023ウィンターシーズンより「サステナビリティ for Snow」と題し、東急リゾーツ&ステイが運営する東急スノーリゾートの各施設において、スキー場やウィンタースポーツに関わるSDGsの取り組みについて発信をはじめました。
「サステナビリティ for Snow」は、「環境・体験・地域」の3つの観点から雪山を守るための活動で、東急リゾーツ&ステイが推進している「もりぐらし」の取り組みの一部です。スキー場の利用を通じて、多くの方が環境へ関心を持ち、楽しみながらSDGsの取り組みに参加することができます。
「サステナビリティ for Snow」として、ニセコ東急 グラン・ヒラフでは日本体育大学スキー部と産学連携し、学生の情報発信力やアイデアを活用したSDGsサステナビリティの活動を開始。第1回目となる今回は、日本体育大学スキー部とスノーボード女子ハーフパイプの星更沙選手をお招きして、スキー部学生の環境保全に対する取り組みや、星選手のSDGs活動についてお話ししていただきました。
ハーフパイプ競技で活躍する傍ら、星選手は「SDGs KIDS MOVEMENT」の代表も務めています。「SDGs KIDS MOVEMENT」とは、星選手が13歳のときに立ち上げた環境活動団体です。メンバーの子どもたちが、環境問題に配慮してもらうよう大人へ働きかけたり、未来の地球を守るために、たとえばゴミ集めなど子どもでもできることを大人たちに教えてもらいながら活動しています。
星選手は、2019年10月の台風19号による大雨で自宅が浸水被害を受けたうえに、その年のウィンターシーズンは記録的な暖冬で山に十分な雪が降らず、まったく練習ができないという大変な経験をされました。ハーフパイプの選手とはいえ、スノーボードは雪があってこその競技。この経験から、星選手は環境問題の深刻さを意識し始めたそうです。
スピーチの中で星選手は、「環境について考え、雪を守るために私たちができること」についてお話しされました。スキーやスノーボードを楽しめる環境づくりについて関心を深めながら活動している星選手。実際に自然環境保護に取り組んでいる方のお話をスキー場で聞くことにより、多くの方にとって環境保全に対する関心や理解を深める場となりました。
また、ニセコ東急 グラン・ヒラフへいらした外国のお客さまのヘルメットに「Protect Our Winters」のステッカーが貼られているのをたくさん見かけたという星選手。ニセコ東急 グラン・ヒラフへいらっしゃるお客さまの環境に対する意識の高さを感じたそうです。
東急スノーリゾートは、これからも「サステナビリティfor Snow」を通して、スキー場やウィンタースポーツに関わるSDGsの取り組みを発信していくと同時に、教育機関との連携も検討しながら、雪のある豊かな山を次の世代へつないでいく取り組みを行ってまいります。
東急リゾーツ&ステイの「もりぐらし」は、森の恵みを生かした多彩なライフスタイルを提案し、お客さまや地域の方々と一体となって、持続可能な環境づくりをめざす取り組みです。お客さま、地域、自然、そして社会に寄り添いながら、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献します。