山々が紅葉で色づき始まった2022年10月初旬、長野県信濃町にある「タングラム斑尾」へブルーベリーを移植しました。
「せっかく手塩にかけて育ててきたブルーベリーだけれど、妻が亡くなって手入れが難しくなった」と地域の方から相談を受けたことがきっかけです。
タングラム斑尾のある信濃町では少子高齢化が進行しており、長野県内の平均よりも年少人口の減少が大きくなっています。
地域を支える農業は60歳以上のシニア世代が主な担い手となっていて、農業の高齢化と農業振興が課題です。さらに農業の後継者不足や就業者の減少などによって、信濃町では耕作放棄地が増加しています。
そこでタングラム斑尾では、先述の地域の方からブルーベリーの一部30本を譲り受け、タングラム斑尾内に移植することにしました。
移植は2022年10月4日(火)に実施。タングラムスタッフが行いました。
ブルーベリーの根はふわふわと細くて繊細なので、傷つけないよう慎重に扱います。
畑に残ったブルーベリーたち。まるで仲間の旅立ちを見送っているようです。
ブルーベリーが運ばれてきたらすぐに植え付けできるよう準備を整えます。ブルーベリーの根は地中の浅いところで伸びていくので、広めに掘り起こして土づくり。受け入れ準備は万端です。
畑を出発したブルーベリーがタングラム斑尾へ到着。
運び出すときと同じように、根をていねいに扱いながら植え付け、ブルーベリーの枝を麻ひもでくくりながら支柱に固定しました。
移植してから約1カ月後。2022年10月30日(日)の様子です。
タングラム斑尾の木々とブルーベリーの美しい「紅葉コラボレーション」となりました。新しい土になじみ、しっかりと根付いてくれたようです。
肥料をやったり剪定をしたり、手間と愛情をかけながら育てていくブルーベリー。今から収穫できる日が楽しみです。
ぜひ、みなさんもタングラム斑尾へ足をお運びになって、ブルーベリーの成長をご覧ください。
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22-23ウィンターシーズン!
タングラムスキーサーカスは12月17日OPEN予定