東急ステイ沖縄那覇でサンゴ礁の保護・再生活動の啓発を通じてSDGsを考える「東急ステイdeマルシェ」が2022年10月15日(土)に開催されました。
開催場所となった東急ステイ沖縄那覇では2020年2月19日の開業以来、「おきなわ地域愛着型ホテル」を掲げ、地域の魅力発信を積極的に行っています。そして、今回のマルシェでは店舗従業員発案のもと、沖縄をはじめとした世界的な環境問題である「サンゴ礁の保全」をテーマに、沖縄に来るお客様や地域の方々に楽しみながら環境課題へ関心を持っていただけるような内容が盛り込まれました。
今回のメインプログラムは、インスタグラムやドキュメンタリー映画等を通して世界の海と海洋植物を救う活動を行う慈善団体「Save the Reef」の活動家による講演です。
「Save the Reef」によりますと、全世界の海に生息する50万種の生物の内4分の1はサンゴ礁域に暮らしているそうです。サンゴ礁が死滅することで、産卵や稚魚が育つ場が失われ、生物多様性のサイクルが大きく崩れてしまうことが懸念されています。
その他に、東急ステイ沖縄那覇の従業員が採取した海洋ゴミで作ったアート作品の展示発表や拓南商事株式会社の協力で、沖縄県内でスクラップされた自動車の窓ガラスをリサイクルして蘇らせたタンブラーやアイスペールの展示も。
そんなSDGsの取組みを目で見て感じながら、軽食や小物の物販、サンゴ染め体験、美容スパなどさまざまなブースも設置され、子どもから大人まで楽しめるプログラムが用意されました。
今回沖縄県内の学生の代表として、ゴミアートブースを担当した学校法人南星学園サイテクカレッジ美浜の村太喜(むらだいき)さんは、以下のように今回のマルシェを振り返りました。
ー最初はやってくれる人がいるのだろうかと不安がありましたが、想像以上にお子様連れの方々に人気があり驚きました。一生懸命楽しんで作っていく子どものたちの作品を見て、ゴミの使い方は無限大だなと感じたと同時に、ゴミが無限大にあるということは決して良いことではないと再認識しました。
今回マルシェが行われたことで、ビーチも少しながらではありますがキレイになった部分もあり、またそれをゴミアートとして再利用し、海の大切さを知れたということはとても良い機会になったと思います。ー
また、来場者の方からは、「当日うちなーんちゅ(沖縄の人)の方から直接海についてのお話や活動を聞くことができて、大変勉強になりました。早速購入した海やサンゴに優しい石鹸を使っています」とコメントもいただきました。
今回の活動で得た収益は全額「Save the Reef」へ寄付されます。さまざまな人が交流するホテルという場所を通じて、自然保護を身近に感じ、海の森であるサンゴ礁が守られ、一人ひとりの思いやりから保護、再生されることを期待したいです。
東急リゾーツ&ステイの「もりぐらし」は、森の恵みを生かした多彩なライフスタイルを提案し、お客さまや地域の方々と一体となって、持続可能な環境づくりをめざす取り組みです。お客さま、地域、自然、そして社会に寄り添いながら、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献します。
所在地
〒900-0025 沖縄県那覇市壺川3丁目2−1