2025年2月6日(木)、晴天に恵まれた天候の中、板倉ゴルフ場の13番ホール内にある池の外来種駆除作業が行われました。
この取り組みは昨年同時期にも、レンギョ(ハクレン)・ブルーギル等といった特定外来種を捕獲し、在来種を保護する目的に実施されていました。
今回この活動は2年連続での実施となり、池の水位が下がる2月に、漁協組合の皆様方の協力の元実施しました。
当日は、板倉ゴルフ場スタッフも実際に作業に取り掛かります。朝9時に集合し、漁協組合の方々は手慣れた作業で船や網の準備を行ってくださいました。
14番ホールに移動し、網入れ開始です。漁協組合の方々が船に乗って網を水中に広げていきます。
池の端まで張った網を力を合わせて引っ張り、ゆっくり円を狭めるように手繰り寄せていくと、外来種であるレンギョが網一杯にかかっていました。その他にも、ブラックバスを箱1つ分、ヘラブナは箱6つ分捕獲。
大量の魚たちが捕獲できましたが、昨年と比較すると、明らかに外来種であるレンギョの数は減っていました。その代わりに在来種のヘラブナに関しては、昨年は1箱ほどだったものが、今年は6箱程度に増えていました。少しずつ環境に変化があり、在来種の生息する環境として良くなってきていることを感じることができました。
残念なことに、今年で漁協組合が解散となってしまうのですが、船や網を譲っていただけることになり、この取り組みを、板倉ゴルフ場をはじめとする東急リゾーツ&ステイが運営するゴルフ場で継続していくことができないか、検討していくこととなりました。ただし網入れには技術も必要であり、そこをどのように解決していくかが今後の課題となりそうです。
昭和40年ころまでは確認されていなかった外来種も、今では日本各地で数多く確認されるようになり、絶滅危惧種を含む在来種の生息環境を侵害していると言われています。
日本の貴重な生態系や環境資源を守り、育んでいくために、これからも地域の皆様と連携を図りながら、こういった取り組みを一つ一つ続けてまいりたいと思います。
東急リゾーツ&ステイの「もりぐらし」は、森の恵みを生かした多彩なライフスタイルを提案し、お客さまや地域の方々と一体となって、持続可能な環境づくりをめざす取り組みです。お客さま、地域、自然、そして社会に寄り添いながら、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献します。