ホテルハーヴェスト浜名湖
2024年11月10日(日)、東急ホテルハーヴェスト浜名湖(静岡県浜松市三ヶ日町)の自社農園「ハーヴェストガーデン」にて、体験型イベント『長坂養蜂場の「はちみつ」と「青ぎりみかん」で青空クッキング』が行われました。「青ぎりみかん」とは、摘果された青みかんのことです。今回のイベントでは、みかんの摘果や蜂蜜の採蜜体験、自ら収穫した食材を使ったドレッシング作りやサラダ調理、さらにみかんのレモネード作りまで、盛りだくさんの内容が用意されました。当日は事前予約の6名に、飛び入り参加の1名も加わり、三ヶ日町の魅力を存分に味わえる一日となりました。
企画:浜名湖レークサイドプラザ、ホテルリステル浜名湖、東急ホテルハーヴェスト浜名湖
協力:長坂養蜂場、BLUE LAKE Project、農家民宿カフェ coco-Rin
ホテルハーヴェスト浜名湖が位置する三ヶ日町は、「三ヶ日みかん」の産地として全国に名を知られています。しかし、その生産過程で多くの青みかんが廃棄されるという課題を抱えていました。そこで、三ヶ日町内のホテルや企業が業種を超えて協力し、青みかんを観光資源として活用する取り組みを開始。地域活性化と地産地消の推進を目指し、今回のイベントが実現しました。
秋曇りとなった当日は、リラックスウォーターやコーヒーを片手に自己紹介からスタート。参加者同士の距離が縮まり、和やかな雰囲気の中でイベントが始まりました。
自己紹介を終えた後は、長坂養蜂場の方によるミツバチの生態や蜂蜜の魅力に関するレクチャーが行われました。クイズを交えた楽しい説明で、参加者からは積極的な質問が飛び交い、大いに盛り上がる場面も。蜂蜜の価値について、新たな発見がいくつもありました。
次は採蜜体験です。実際の養蜂箱から巣板を取り出し、包丁を使ってはがすように蜜蠟を取り除いて、遠心分離機で蜂蜜を抽出します。2枚の巣板から約2~3kgもの蜂蜜が採取され、「蜜を採る前と後では、こんなにも巣板の重さが違うのか」と驚きの声が上がりました。
採蜜体験の後は、体験農場へ移動。昼食のサラダに使う野菜を収穫しました。
昼食は、三ヶ日町内にある「coco-Rin」さんの自家製お弁当。さらに、自分たちで収穫した野菜を使ったサラダと、先ほどの蜂蜜で手作りしたドレッシングを加えて、特別なランチが完成。秋空の下で楽しむ食事に、参加者たちの笑顔が広がりました。
ランチの後は、ハーヴェストガーデンへ移動し、「青島」という品種のみかんの摘果体験を行いました。摘果は一部の果実を幼いうちに摘み取る作業で、果実の生育を促し、品質を高めるために必要な作業です。
「まだ育ちきっていない、このみかんを“青ぎりみかん”といいます」。説明するのはホテルハーヴェスト浜名湖の中澤支配人。みかんの育ち方や害虫問題、摘果方法などを参加者へ丁寧にお伝えしていました。
イベントの最後には、「ミカネード」(みかんのレモネード)作りに挑戦。三ヶ日町内で青みかんを活用した商品を展開する「BLUE LAKE Project」の方に、作り方を指導していただきました。まずは、青ぎりみかんとレモンを輪切りにします。
次は、青ぎりみかんとレモンを瓶の中へ交互に重ね入れます。そこに蜂蜜を注ぎ、ふたをして完成です。3日ほど漬け込む時間が必要なので、完成品はお土産としてお持ち帰りいただきました。「ミカネード」は、お湯や炭酸水で割って飲むとおいしいとのことで、仕上がりを楽しみにする声が聞かれました。
イベント後、参加者からは「とても貴重な体験ができた」との感想をいただき、「次回もぜひ参加したい」と声を弾ませる方もいらっしゃいました。
異なる業種の企業が力を合わせて実現した今回のイベント。三ヶ日町の魅力を発信するだけでなく、地域の連携を深めることもできました。東急ホテルハーヴェスト浜名湖は、これからも地域と手を取り合い、未来につながる取り組みを展開してまいります。
東急リゾーツ&ステイの「もりぐらし」は、森の恵みを生かした多彩なライフスタイルを提案し、お客さまや地域の方々と一体となって、持続可能な環境づくりをめざす取り組みです。お客さま、地域、自然、そして社会に寄り添いながら、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献します。