東急ハーヴェストクラブ鬼怒川・VIALA鬼怒川渓翠
2024年10月27日(日)、東急ハーヴェストクラブ鬼怒川とVIALA鬼怒川渓翠(栃木県日光市)にご協力いただいている農家さんの畑で、野菜の収穫が行われました。この野菜は、ホテルから出る生ごみなどの食品残渣を活用した「コンポスト堆肥」で育てられたものです。
東急リゾーツ&ステイでは、食の循環と地産地消の推進に取り組むため、2025年度までに東急ハーヴェストクラブ全施設に、生ごみ処理機(以下:コンポスト)設備の導入を進めています。このコンポストは、これまで廃棄物となっていた生ごみの大部分を減量し、高品質な堆肥に変えることが可能です。
東急ハーヴェストクラブ鬼怒川・VIALA鬼怒川渓翠では、今年度からコンポストを導入。ホテルから出る食品残渣を利用した堆肥の製造を始めました。完成した堆肥は、隣接する塩谷町で農業を営む斎藤巧稔さんへ提供。農作物を育てる際に使用していただきました。斎藤さんはこの堆肥を活用して、米・サツマイモ・里芋・青パパイヤなど、多彩な作物を栽培しています。
当日は、東急ハーヴェストクラブ鬼怒川・VIALA鬼怒川渓翠の鈴木総支配人と佐野総料理長が斎藤家を訪問。斎藤さんご夫妻と一緒に、丹精込めて育てられたサツマイモや青パパイヤを収穫しました。
土を掘り起こすと、次々と現れるサツマイモ。緑色が鮮やで立派に実った青パパイヤ。一つ一つ丁寧に収穫を進める中で、自然の恵みとコンポスト堆肥の力を実感できました。
収穫した野菜について、斎藤さんからレクチャーもしていただきました。丁寧な説明と興味深いお話に、鈴木総支配人と佐野総料理長が熱心に耳を傾けます。
収穫したばかりの野菜はホテルに持ち帰られ、佐野総料理長の手によって、見事な料理に生まれ変わりました。総料理長のアレンジも加わり、見事な一皿が完成。その味わいは、まさに自然と人が織りなす循環の結晶です。
ホテルの売店では、斎藤さんご夫妻の写真入りパッケージで、コンポスト堆肥を活用して栽培したお米を販売しています。農家さんの思いや環境への配慮を伝えるだけでなく、地産地消の輪を広げるきっかけになったり、訪れる方々にも地域農業の魅力を感じていただければ幸いです。
廃棄物を資源に変え、食の循環と地産地消の一歩を踏み出した東急ハーヴェストクラブ鬼怒川とVIALA鬼怒川渓翠。私たちはこれからも地域と協力しながら、持続可能な社会の実現を目指して取り組んでまいります。
東急リゾーツ&ステイの「もりぐらし」は、森の恵みを生かした多彩なライフスタイルを提案し、お客さまや地域の方々と一体となって、持続可能な環境づくりをめざす取り組みです。お客さま、地域、自然、そして社会に寄り添いながら、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献します。