茨城県石岡市にあるサミットゴルフクラブにて、2024年10月19日(土)、20日(日)の2日間限定で地元石岡商業高校の生徒が発案した「酒粕マドレーヌ」の販売会が実施されました。
「酒粕マドレーヌ」は、県立石岡商業高校、地元の菓子店「シャノワール」、老舗酒造「廣瀬商店」がタッグを組み、地域の魅力を商品に詰め込んで生まれた商品です。
この酒粕マドレーヌができた「きっかけ」はコロナ渦に石岡商業高校の生徒が、課外研究を行う授業で「不安になった人々を元気づけたい」という思いから「食」に関する地域活性化をテーマに商品開発を開始したことでした。
まず、生徒たちは地域産業を座学にて学び、老舗酒造「廣瀬商店」にも訪問しました。現場で酒粕のできる工程や栄養素を学んだ結果、豊富な栄養素が美容にも有効である点に着目し、女性をターゲットとしたマドレーヌ開発を進めることに決めたそうです。
この企画を商品化するためには、菓子作りに関する知識、食材、加工技術が必要となるため、学校近くの菓子店「シャノワール」へ今回の思いを伝え協力の依頼を行い、何度も菓子職人と共に試作を重ね、販売開始まで辿り着きました。
パッケージデザインなども、生徒さんの発案です。
完成した「酒粕マドレーヌ」の原材料の酒粕は、地元の老舗酒造「廣瀬商店」のブランド酒「白菊」の酒粕を使用。何度も試作を重ね、芳醇な香りと「しっとり」「ふわふわ」の食感に仕上がりました。
販売会当日は、両日共に石岡商業高校の生徒さんと先生がいらっしゃって、特設の販売ブースを設けて、自ら商品を販売。メインの酒粕マドレーヌ以外にも、マスカットや柿などの地元産品も販売しました。
サミットゴルフクラブとしても、今回が初めての取り組みで、ゴルフ場に高校生がいる事が珍しいからかお客さんも興味津々。プレー上がりのお客様にもお声をかけて販売しておりました。
当日はゴルフプレーでのご来場者が主なお客様でしたが、ゴルフコンペの方が賞品としてお買い上げいただくなど大変盛況で、中には1日目に購入し、気に入って次の日のプレー日にも購入してくださるお客様も。両日ともに当初予定していた数量は即完売し、追加で商品を取りに行くほどでした。
石岡商業高校の生徒さん延べ5名、先生も連日お見えになり、生徒の職場体験において大変貴重な経験になったと感謝の言葉をいただきました。
これからも、東急リゾーツ&ステイでは、地元の皆様とともに、地産品の活用促進や地域の課題解決に取り組み、その活動を応援し続けます。
東急リゾーツ&ステイの「もりぐらし」は、森の恵みを生かした多彩なライフスタイルを提案し、お客さまや地域の方々と一体となって、持続可能な環境づくりをめざす取り組みです。お客さま、地域、自然、そして社会に寄り添いながら、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献します。