2024年6月9日(日)、東急リゾートタウン蓼科にてご家族連れのお客様2組と蓼科スタッフ、本社スタッフ広告代理店スタッフ、植林関係者の方が集まり、植樹体験が行われました。
今回の植樹体験は、返還された別荘の跡地に植樹を行うことで、蓼科の森に戻すというもの。
朝10時に集合し、別荘跡地まで車で移動。植樹する場所は山の斜面となっており、階段はあるものの、足場があまりよくないため、十分に気をつけながら向かいました。
はじめに、植林業者の方から植樹についての説明を受けます。
今回植樹する苗木は少し成長したもので、獣害の危険性が低いことがメリット。
植樹する場所の穴は、底を安定させるよう固く土を下に敷き、その上に苗を植えます。
穴の中間から上は木が根をはるのに邪魔にならないように、また幹に土がかかって腐らないよう、柔らかく土をかぶせます。
また、葉っぱにしっかりと陽が当たるよう、苗を植える向きにも注意が必要です。土をかぶせた後には、木の周りにダムのような囲い(水鉢)を作り、雨が降った時に水が木の近くに集まりやすくする工夫も大事だということを学びました。
説明を受けた後は、早速植樹体験がスタートです。今回用意された木は、桜とカエデです。育った後、綺麗な花や紅葉がみられるように、この2種が選ばれました。
力仕事の穴を掘る作業は植林スタッフさんが先にしてくださっていたので、苗をポットから取り出して、土入れの作業から開始です。石や落ち葉は健全な根の成長の妨げになるため極力取り除きつつ、苗が綺麗に植えられるよう入れていきます。
土入れや水鉢づくりの作業はお子様でも簡単にできるため、ご家族連れのお客様はお子様が率先して作業を行っており、楽しんで作業をされていました。植林スタッフさんらが優しくアドバイスをしてくださり、スムーズに植林作業は進みました。
20本ほどの苗木の植樹は、およそ1時間で終了。蓼科は6月でもまだまだ涼しい気候でしたが、作業完了後はひと汗かくほどに。綺麗に植樹された木々を前に、参加者皆で功労を称えて拍手をしました。
その後、苗木が強い風雨などにも耐えられるよう添え木を行うのですが、こちらは力仕事なためお客様がお帰りになられた後植林業者さんが行ってくれるとのこと。一本分だけ実演を行っていただきました。
参加された皆さまからは、「貴重な体験ができた」と喜びの声をいただきました。植樹は、別荘跡地を元あった森に戻すだけでなく、土砂崩れなどの災害を未然に防ぐ効果もあります。これからも、蓼科の豊かな森を守っていこうと改めて感じる機会となりました。
東急リゾーツ&ステイの「もりぐらし」は、森の恵みを生かした多彩なライフスタイルを提案し、お客さまや地域の方々と一体となって、持続可能な環境づくりをめざす取り組みです。お客さま、地域、自然、そして社会に寄り添いながら、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献します。