もりぐらしアクション

【板倉ゴルフ場】行政・漁協と協力し、ゴルフ場内池の外来種駆除作業を実施

板倉ゴルフ場

今回参加した邑楽漁業協同組合、板倉町役場の方々と、弊社スタッフ。

群馬県から委託され、東急リゾーツ&ステイで運営をしている板倉ゴルフ場。ここは、日本最大の遊水地で、湿地の保存に関する国際条約のラムサール条約の登録地でもある渡良瀬遊水地に隣接しています。そのため、一帯の貴重な湿地環境の一端を担っているのです。

この板倉ゴルフ場コース内の池にて、2024年2月7日(水)に外来種駆除作業を実施いたしました。

前日の雪が残るゴルフコース内の池。

薄っすらと前日からの積雪が残る中、当日は邑楽漁業協同組合の方7名と板倉町役場から2名、そして、東急リゾーツ&ステイのスタッフ5名が参加しました。

渡良瀬遊水地は、人の手によってつくられた調整池ですが、その歴史は古く、徳川家康の江戸入りに伴う関東平野の開発の際、江戸の治水の一環として行われた利根川の東遷に伴い一帯の湿地帯の整備が始まったと言われ、現在では洪水が発生した際、効果的に水を貯める調節池として利根川流域の治水を担っています。その歴史の傍ら遊水池としての機能を保持するために長い年月の間、ヨシ原や沼地を残しており、その広大な湿地帯は多数の動植物が生息域として全国的にも大変貴重な場所となっています。

一方で、昭和40年ころまでは確認されていなかった外来種も今では数多く確認されるようになり、絶滅危惧種を含む在来種の生息環境を侵害していると言われ、渡良瀬遊水池の環境保全についての大きな課題となっています。

板倉ゴルフ場は、その渡良瀬遊水池と利根川を結ぶ谷田川に接しており、その一部はコース内の池に注ぎ込んでいます。

漁協の方が小舟で漁網を設置して、これから皆で力を合わせて網を引きます。

今回のもりぐらし活動のミッションは、地域の漁業協同組合さんと協働してコース内の池に生息する特定外来種(レンギョ・ブルーギル等)を捕獲し、在来種を保護するというもの。

板倉ゴルフ場13ホール池越えのショートホール、周囲320mほどの池が、今回の舞台となりました。この池は、谷田川と水路で繋がっているため、数多くの魚類が生息しています。

まず、漁協さんのボートで周囲に網を回します。1周回ったところで、網を手繰り寄せます。

網を設置。魚が飛び跳ねてます。
息を合わせて、網を手繰り寄せます。

だんだんと網の範囲が狭くなるにつれ、そこにはコイ、フナの在来種やブラックバス等の外来種がひしめき合うという、驚愕の光景が現れました。

スゴイ大物の体長は1mほど、外来種のレンギョを一匹捕獲。

網の中からコイやフナ等の在来種を選択し保護し、同様に網にかかったブラックバス・ブルーギル等については、生態系を破壊する特定外来種ということで、残念ではありますが、駆除することとなりました。

捕獲したコイやフナは上流の釣り堀へ。

今回の取り組みも、これから回を重ねるごとに、地域の皆さまと協業して貴重な渡良瀬遊水地の生態系保全に寄与できればと考えております。

東急リゾーツ&ステイでは、グループ内、他のゴルフ場においてもゴルフコースを貴重な環境資源としても捉え、その価値をより一層活かし社会の課題解決に繋げていきます。

本取り組みが貢献するSDGs

東急リゾーツ&ステイの「もりぐらし」は、森の恵みを生かした多彩なライフスタイルを提案し、お客さまや地域の方々と一体となって、持続可能な環境づくりをめざす取り組みです。お客さま、地域、自然、そして社会に寄り添いながら、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献します。

Information

板倉ゴルフ場

お問い合わせ
0276-82-3781
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https://www.tokyu-golf-resort.com/itakura/
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