ハンターマウンテン塩原
埼玉・栃木東急会では、2023年10月23日(月)に「アカマツの森づくり活動」を実施し、今年で12年目を迎えました。
この活動が行われているのは、栃木県那須町、国有林内の希少個体群保護林とされている「那須街道アカマツ遺伝資源」の名称がつけられているアカマツ林です。このアカマツ林はオオタカの繁殖が行われる営巣地としても知られていますが、松くい虫(マツノマダラカミキリ)による松枯れ被害を受けております。この被害の拡大を防ぐため、国有林を管轄する塩那森林管理署が薬剤の散布や防虫剤の注入処理を実施しています。
その活動の中で、埼玉・栃木東急会では、塩那森林管理署とオオタカ保護基金のご協力をいただき、アカマツの植樹を行っています。活動も12年目を迎えると、最初の年に植樹した苗が2m以上にも育っています。
そこで今回は、今後のアカマツの生育のために間伐と枝打ちを行いました。
まずは、オオタカ保護基金の代表である遠藤孝一氏にアカマツ林とオオタカの関係をレクチャーいただき、アカマツの森の存続意義を学びます。
その後、塩那森林管理署の森林官に作業説明をいただき、夢中で作業をすること約1時間。
予定していたエリアの作業が無事終了しました。接近して成長し、込み合っていた枝たちもスッキリし、日照も十分にとれるようになりました。一年後、成長した姿を見るのが楽しみです。
林の中での昼食休憩後、アカマツ林内の遊歩道沿いのクリーンアップ作業を行い、今回の活動は終了しました。今回は15名程の参加でしたが、来年はさらに参加者が増え、森林保全や身近な森に関心を持ってくださる仲間が増えていくよう、これからも活動を続けていきたいと思っております。
東急リゾーツ&ステイの「もりぐらし」は、森の恵みを生かした多彩なライフスタイルを提案し、お客さまや地域の方々と一体となって、持続可能な環境づくりをめざす取り組みです。お客さま、地域、自然、そして社会に寄り添いながら、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献します。