「もりぐらし」が都市と自然をつなぐ

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もりぐらしアクション

東急ステイ

#ライフスタイル

森林の維持活動と地域活性化をめざす「もりぐらし」は、その取り組みのひとつとして、「都市と自然をつなぐ」ことを掲げています。このたび、間伐材や地産木を活用したオリジナルのアロマ商品「アロマライフリゾート」を、全国30店舗で展開する東急ステイに導入します。

「アロマライフリゾート」とは　

「もりぐらし」は、森の恵みを生かした多彩なライフスタイルを提案し、お客さまや地域の方々と一体となって、持続可能な環境づくりをめざす取り組みです。その一環として掲げた「都市と自然をつなぐ」というコンセプトのもと、間伐材や地産木を有効活用し、都市生活のなかでお楽しみいただけるアロマ商品を開発しました。当社事業地のある蓼科、軽井沢、阿蘇、それぞれの森に生育する代表的な木材を蒸留し、丁寧に抽出された天然精油をブレンドしたアロマ（オイル）は、大自然の中で息づく木の香りを体験していただけます。

3つの森の香り

「アロマライフリゾート」には、蓼科、軽井沢、阿蘇の３つの香りがあります。蓼科は「カラマツ」、軽井沢は「コブシと白樺」、阿蘇は「阿蘇ヒノキと風の香り」。それぞれの地域に育成する木々の香りを再現しています。

蓼科（カラマツ）

信州を代表する樹木である「カラマツ」は、日本固有の樹種です。耐寒性に優れ、成長も早く手間がかからないため、明治時代から造林が行われてきました。長野県の民有林の、実に４分の１以上を占めるカラマツは、水に強い性質から、建設資材や港湾護岸工事の資材などに活用されるなど、戦後の復興にも一役買った樹木です。

カラマツの間伐材から丁寧に抽出した天然精油を配合した「アロマライフリゾート（カラマツの香り）」は、蓼科のカラマツの香りに包まれて、まるで森林浴をしているような心地よさを感じることができます。気分をリフレッシュしたい時、リラックスしたい時、ウッディーなアロマの香りを手軽にお楽しみいただけます。

軽井沢（コブシと白樺）

軽井沢の町木に登録されている「コブシ」は、街路樹や公園などでも見られるポピュラーな樹木です。美しく白い花を咲かせるコブシの開花時期は4月上旬頃で、気候が涼しく桜の開花が遅い軽井沢では、桜に代わって春の訪れを告げてくれます。国内の樹木の中で最も白い「白樺」は、寒ければ寒いほど白くなる樹皮が特徴で、「高原の貴公子」とも呼ばれています。寒冷地を中心に分布している白樺は、長野県の県木になっています。

「アロマライフリゾート（コブシと白樺の香り）」は、コブシの花を再現した、柑橘系のさわやかさとやわらかな甘みに、白樺のすっきりとしたウッディーな香りをブレンド。目を閉じ、深呼吸すれば、軽井沢の森を感じることができる、リラックス効果の高いアロマオイルです。

阿蘇（阿蘇ヒノキと風の香り）

樹齢500年を超える御神木が現存することから、その起源は中世にさかのぼるという「阿蘇南郷檜」。日本の銘木がどれもそうであったように、江戸期には「御用木」として、阿蘇一帯で造林が行われてきました。古くから最高級の建築用材として珍重されてきたヒノキの中でも、阿蘇の地で生まれた類い稀な在来種「ナンゴウヒ」は、林家によって脈々と植え継がれてきた希少なヒノキです。

「アロマライフリゾート（阿蘇ヒノキと風の香り）」は、阿蘇東急ゴルフクラブに生育する、希少な「阿蘇南郷檜」から抽出された天然精油に、近隣ハーブ園で育った南阿蘇のレモングラスをブレンド。そよ風のようなレモングラスの香りが、やがて力強いヒノキの香りへと変化します。まるで、阿蘇の雄大な自然の中で深呼吸しているようなさわやかさです。

持続的で豊かな未来をめざして

私たち東急リゾーツ＆ステイが推進する「もりぐらし」は、森を起点に自然と地域の多様な関わりを創出し、守り育てる取り組みです。それは、地域と共生し、持続可能な地球の未来のために行動することでもあります。このたび、東京都心を中心に展開する滞在型ホテル、東急ステイ全店に導入したオリジナルのアロマ商品「アロマライフリゾート」もその取り組みのひとつ。めざしているのは、モノづくりを通して、都市と自然が真の豊かさを共有し、「つながる」こと。私たち東急リゾーツ＆ステイは、今後も地域の特性を生かした商品の開発、販売を行うことで、活力が失われつつある地方を盛り上げ、持続的で豊かな未来に貢献します。