東急リゾーツ＆ステイ株式会社が運営する宿泊施設「東急ステイ」では、新しいブランドコンセプトとして「日常を旅するホテル」を掲げています。そして、お客様に「手に届く範囲、歩ける範囲での、日常の延長の心地よさ」を提供するため、全国31店舗を対象に「にちたびプロジェクト」をスタートしました。

にちたびプロジェクトでは、東急ステイのスタッフとお客様が一緒になって地域の魅力を再発掘。旅先や滞在先で暮らすように、その街の日常を楽しむ企画を発信しています。実施する企画は、各店舗からメンバーが集まって議論した3つの企画からInstagram内の投票によって1つを決定するというものです。

これまで第1弾として、東急ステイ京都阪井座(四条河原町)が「錦市場の食材で作るレンチン料理 フォトコンテスト」を行ったり、第2弾は東急ステイ門前仲町による「お部屋でつくる深川めし」の企画が実際に行われ、今回第3弾として、東急ステイ渋谷新南口による「口コミグルメマップづくり」の企画が行われました。

東急ステイ渋谷新南口が取り組んだこの企画は、「まちの魅力を発信しながら、東急ステイの魅力を伝える」というものでした。そのために、2023年1月24日から2月23日まで、株式会社カマンが運営する「Megloo(メグルー)」のリユーザブル容器の実証実験に参加。

「Megloo」とは、テイクアウトやデリバリー時に発生するプラスチックごみを削減するために、洗って繰り返し使える容器を参加店舗と利用者(お客様)がシェアするサービスです。容器はただプラスチックを減らすだけでなく、密閉性や保温性に優れており、おいしさが長持ちするつくりになっているのも特徴です。おいしく食べた後は再利用されるため、テイクアウトするたびに感じる罪悪感をなくし、純粋に食を楽しむことにもつながるとされています。

なぜ、東急ステイ渋谷新南口のスタッフは「にちたびプロジェクト」で「Megloo」を活用することにしたのか。

企画の選定に向けて地域を散策する中で、渋谷という街にはたくさんのオフィスや宿泊施設が集積しており、そこに集まる人々を支える「グルメ」もたくさんあることに気がついたそうです。グルメの楽しみ方は人それぞれで、お店で楽しむ人や持ち帰ってオフィスや宿泊施設で楽しむ人もいます。さらに渋谷ではデリバリーも盛んに利用されていました。

そんなグルメが盛んな渋谷で東急ステイができることは何かを考える中で出会ったのが、テイクアウトやデリバリーで食事をする際に発生するプラスチック容器の削減に取り組む「Megloo」でした。「Megloo」はこれまでも神奈川県の鎌倉や東京都蔵前といったエリアで実証実験を行っており、渋谷でも実証実験を行うことが決まっていました。そこで、渋谷エリアに強みを持ち、環境への取り組みに力を入れている東急不動産ホールディングスグループの一員として、実証実験に参加することに決めたそうです。

今回のこの企画では、東急ステイ渋谷新南口と東急ステイ渋谷の2店舗を容器の返却場所として参加し、その取り組みの一部をInstagramで発信。実際に現地で取り組みの様子を取材した東急ステイ渋谷新南口のスタッフは、想像以上に多くの利用者がいることを知りました。参加している店舗に取材としてインタビューをしている際にも、多くの方が「Megloo」を利用し、商品を受け取っている姿を目にしたのです。

実際にスタッフも「Megloo」を利用し、昼食を購入してみることに。

「Megloo」の利用は至ってシンプルです。

①「Megloo」のLINE公式アカウントで対象店舗を探して食べたいものを予約

②WEBアプリにて容器の数を入力し、「受け取る」をタップ

③店舗店員にLINE画面を提示し、支払い後、商品を受け取る

④おいしくいただきます！

⑤お近くの返却場所でLINE公式アカウントの「返却する」をタップし返却

⑥容器はしっかりと洗浄・消毒されてから飲食店に届けられ、再利用

店舗での受け取りもスムーズ。容器自体もおしゃれで、たくさんのプラスチックゴミが出るという罪悪感もないため、いつも以上に楽しい食事を楽しむことができたそうです。

今後も全国各地の「にちたびプロジェクト」では周辺地域の魅力を発信する取り組みが実施されます。たくさんのお客様に日常を旅する経験を届けてくれることでしょう。どうぞお楽しみに！